ヘッジファンドと投資信託の違いは?どっちに投資すべきか徹底比較!

ヘッジファンドと投資信託って何が違うの?

ヘッジファンドと投資信託のどちらに投資すべきか迷っている。

投資信託からヘッジファンドに投資先を変更する意味ってあるの?

そんな思いから、こちらの記事に辿り着いたのではないでしょうか?

ヘッジファンドと投資信託の概要は何となく理解していても、どう違うのかと問われると困ってしまう投資家は多いと思います。

投資家から集めた資金を運用する投資ファンドという意味ではヘッジファンドと投資信託は同じですが、ファンドとしての性質が大きく異なります。

本記事ではヘッジファンドと投資信託で具体的にはどんな違いがあるのか、10カテゴリに分けて徹底比較していきます!

PB池田
記事の後半では、どんな人がヘッジファンドや投資信託に向いているのか書いているので投資検討の参考にしてください。
この記事を書いた人
プライベートバンカー
PB池田
関西出身で外資系コンサル会社に勤める40代の個人投資家。前職は銀行員だったが、転職を機に本格的な資産運用を始める。証券アナリスト・プライベートバンカーの資格を有しており、現職では大手金融機関へのアドバイザリーに従事。職業病で徹底的にリサーチしないと投資できない性格で、ブログでは様々な資産運用先を紹介している。2021年現在、自身の運用資産は6,000万円を超える。

ヘッジファンドと投資信託の概要

まずは簡単にヘッジファンドと投資信託の概要を説明します。

投資信託の概要

投資信託はインデックスファンドとアクティブファンドに大別されます。

インデックスファンド

インデックスファンドとは、市場平均(ベンチマーク)と同じような値動きを目指す運用スタイルのファンドです。

ここでいう市場平均とは、株式を例にあげれば「日経平均株価」や「TOPIX」、米国では「S&P500」などの株価指数のことを指します。

インデックスファンドは指数に連動することを目指すのですが、対象となる指数は限られているので商品数は少ないです。

アクティブファンド

アクティブファンドとは、独自の銘柄選択や資産配分によって市場平均(ベンチマーク)の動きを上回ることを目指す運用スタイルのファンドです。

とは言っても明確な定義は存在しないので、実際は指数に連動していない「非・インデックス型」の商品をアクティブファンドと呼んでいます。

そのため、国内で設定されている投資信託の約9割がアクティブファンドと言われています。

例えばバリュー投資やグロース投資、AIやフィンテックなどの「テーマ型投信」など、種類がとても豊富です。

ヘッジファンドの概要

ヘッジファンドとは、あらゆる投資手法を試みてどんな市場環境であっても利益を出すことを目指す運用スタイルのファンドです。

ヘッジファンドの「ヘッジ」とは直訳すると「避ける」という意味で、リスクを避けながら高リターンを目指しています。

投資対象は株式・債権・為替など多岐にわたり、先物取引や信用取引などを積極的に活用することで市場に関係なく収益を追求できます。

PB池田
ヘッジファンドについてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事でわかりやすく解説しているのでご参考にしてください。

ヘッジファンドと投資信託の違いを徹底比較

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
01運用成績 年間利回り+10~+40% 年間利回り+3~15%
02投資対象 伝統的資産+先物、オプションなど 株や債券などの伝統的資産
03投資方針 絶対収益 相対収益
04運用残高 3.8兆ドル 64.6兆ドル
05手数料体系 成功報酬 信託報酬
06最低投資額 100万円~数億円 100円~1万円
07流動性 解約タイミングが限定される ほぼ毎営業日解約可能
08運用者の質 トップレベルの人材 一般的な人材
09募集方法 私募 公募
10投資家層 富裕層・機関投資家
※最近では一般の個人投資家も増加
一般の個人投資家

ヘッジファンドと投資信託を上記の10カテゴリで比較しました。

両者ともに評価できる点はありますが「まとまった資金を投資するならヘッジファンド」「積立投資なら投資信託」と結論付けています!

それぞれのカテゴリにおいて、ヘッジファンドと投資信託は具体的に何が違うのか解説していきます。

PB池田
可能な限り公表されていることや客観的データ・事実を基に、一般的な個人投資家の目線で評価しています。

運用成績

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
01運用成績 年間利回り+10~+40% 年間利回り+3~15%

ヘッジファンドの過去の運用成績はだいたい年間利回り+10~40%と非常にハイパフォーマンスです。

ほとんどのヘッジファンドは目標年間利回りを+15%以上に設定しているので、それを達成できないファンドは業界から消えていきます。

低クオリティなファンドが排除されていく自浄作用が業界に存在するのは、投資家にとってはありがたいですね!

年間利回り+10~40%というのは長期間の平均なので、単年では+100~300%という驚きのパフォーマンスを発揮するファンドも存在します。

投資信託の過去の運用成績はだいたい年間利回り+3~15%とそこそこのパフォーマンスです。

「いやいや、投資信託はもっとパフォーマンス良いよ!」というお声もあるかと思いますが、平均すると実はこれくらいなんです。

例えばインデックスファンドでは、S&P500に連動する投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が大人気です。

2020年04月~2021年03月の利回りが約+55%で、瞬間的にはヘッジファンドの平均利回りを凌駕していますよね。

しかし、これはコロナショックからの回復バブルで一過性のパフォーマンスです。

S&P500の1973年~2018年の平均利回りは約7%なので、連動する投資信託も長期目線では10%弱くらいになると思います。

PB池田
長期目線でも瞬間的な爆発力でも、過去の運用成績はヘッジファンドの方が圧倒的に高いですね。

投資対象

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
02投資対象 伝統的資産+先物、オプションなど 株や債券などの伝統的資産

投資信託の投資対象は、主に上場株式や債券などの伝統的資産と呼ばれる資産です。

伝統的資産とは「国内株式」「国内債券」「海外株式」「海外債券」の4つの資産で、海外資産については先進国の資産を指します。

伝統的資産での運用は、主にその資産の値上がり益(キャピタルゲイン)や配当・利子収入(インカムゲイン)を目的にしています。

投資信託は投資対象に規制や制限があるので、伝統的資産をロング(買い)するのが基本の運用です。

逆にヘッジファンドには投資対象の規制や制限が無いので、世界中の多種多様な資産を投資対象としています。

具体的には株式、債券、為替に加えて、エネルギー、貴金属、農産物などの商品市場、証券化商品、最近では仮想通貨なども対象としています。

これらの投資対象に先物・オプションなどデリバティブを絡めたり、ポジションもロングだけでなくショート(売り)を積極的に活用しています。

PB池田
未公開や非上場の株式(プライベートエクイティ)、企業向け貸付(プライベートデッド)などの流動性は低いが利回りの高い資産を組み込むファンドも多いですね。

投資方針

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
03投資方針 絶対収益 相対収益

投資信託は相対収益の投資方針で運用しているファンドです。

ここではわかりやすく日本株で運用しているファンドを例に説明します。

例えば日本株であればTOPIXをベンチマークにすることが多いですが、インデックスファンドであればTOPIXと同じ動きを目指します。

市場が下落しそうだから株を売るといったことはせず、TOPIXに連動するように株式を保有し続けます。

ベンチマークと同じ動きをすることが評価となるので、TOPIXが-5%であれば利回りが-5%で当然となります。

そして、TOPIXをベンチマークとするアクティブファンドであれば、TOPIXを上回る動きを目指します。

ただし、アクティブファンドがベンチマークを大幅に上回ることはあまり無いです。

と言うのも、仮に市場が下落するとファンドマネージャーが予想して株を売却したのに、現実には下落せずに上昇したとします。

そんなことをしてしまったらベンチマークと大幅に違う動きなので、投資家に説明していた投資方針とかけ離れてしまいます。

投資信託では規制が厳しく、そういった運用は固く禁じられています。

そのため、TOPIXをベンチマークとしているのであれば、TOPIXを少し上回るくらいが利回りの期待値となります。

PB池田
実際にコロナショックでTOPIXは-30%となりましたが、その時に-25%で運用できていればアクティブファンドとしては目標達成なのです…。

一方、ヘッジファンドは絶対収益の投資方針で運用しているファンドです。

「絶対」とは必ず利益が出るということではなく、比較対象がない状態(絶対)で収益獲得を目指すという意味合いです。

例えば、投資対象が日本株のヘッジファンドであればTOPIXが下落する局面でも利益を上げることが可能です。

その理由は、投資対象や運用内容などに規制や制限が厳しい投資信託と違って、ヘッジファンドは運用の自由度が非常に高いからです。

空売りや先物取引などを積極的に活用することで、市場下落局面でもリスク管理をしながら収益獲得を狙うことができます。

PB池田
運用成績がベンチマークに左右されるのが「相対収益」左右されないのが「絶対収益」となります。

運用残高

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
04運用残高 3.8兆ドル 64.6兆ドル

運用残高は2021年3月時点で、投資信託が64.6兆ドルとヘッジファンドの3.8兆ドルの10倍以上の規模となっています。

理由は2つで「歴史の古さ」と「認知度」です。

歴史の古さですが投資信託は1868年、ヘッジファンドは1949年に誕生したと言われています。

投資信託の方がヘッジファンドより80年も前から存在するので、その差は歴然です。

認知度については感覚的にも理解できると思いますが、ヘッジファンドは投資信託ほど世間に認知されていません。

これは募集方法の違いが大きく影響しているのですが、それについては募集方法の項目で後述します。

ただし、ここ10年ほどでヘッジファンドの認知度も急速に高まってきており、2011年に2兆ドル程度だった運用残高は倍増しています。

PB池田
運用残高では投資信託が圧倒的ですね。

手数料体系

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
05手数料体系 成功報酬 信託報酬

ヘッジファンドの主な手数料体系は成功報酬で運用利益の10~50%となりますが、一般的には20%程度が多いです。

運用利益が大きければ大きいほどファンドの報酬は大きくなりますし、運用利益がマイナスであればファンドの報酬はゼロです。

そのため、ヘッジファンドと投資家は同じ方向を向いているWin-Winな関係と言われています。

また、大半のヘッジファンドはハイウォーターマーク方式を採用しているので、利益が過去最高値だった場合に成功報酬が発生します。

成功報酬の計算例

1期目:1,000万円 → 1,200万円  成功報酬は200万円×20%=40万円

2期目:1,200万円 → 1,100万円  成功報酬はゼロ

3期目:1,100万円 → 1,300万円  成功報酬は100万円×20%=20万円

※3期目では1,300万円から最高値である1,200万円を引いた「100万円」が成功報酬の対象

これは、値動きが激しい場合でも投資家から過度に手数料を取ってしまわないための制度ですね。

一方、投資信託の主な手数料体系は信託報酬で運用残高の0.1~2%となります。

これは運用の結果にかかわらず発生する手数料なので、運用がマイナスであっても残高から差し引かれてしまいます。

そのため、投資信託は運用成績よりも運用残高の拡大に注力しがちであると言われています。

また、最近では減ってきましたが銀行や証券会社による販売手数料目的の回転売買が非常に問題になりました。

投資信託は長期保有が前提の金融商品ですが、短期的に投資信託を売買させて手数料を稼ぐ営業マンが後を絶たなかったのです。

これは銀行や証券会社が販売手数料にノルマをかけていたせいですが、身近な銀行員や証券マンにこんな心当たりはありませんか?

PB池田
私が勤めていた銀行でも回転売買が問題になり、頭取が金融庁から警告を受けていました…。

最低投資額

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
06最低投資額 100万円~数億円 100円~1万円

投資信託の最低投資額は100円から高くても1万円程度と少額なので、投資ハードルが非常に低いです。

毎月の積立などにも対応しているので、コツコツと投資することができますよね。

一方でヘッジファンドの最低投資額は100万円から数億円と高額で投資ハードルは高いです。

その理由は、ヘッジファンドは元々は一部の富裕層や機関投資家向けのファンドだからです。

海外の有名ファンドでは最低投資額が1億円以上が当たり前でしたが、近年は小口化してきて1,000万円に設定しているファンドも増えてきました。

また、国内では一般の個人投資家にもすそ野を広げるべく、100万円からとヘッジファンドとしては非常に低い額で投資できるファンドも存在します。

PB池田
実際に私も500万円からヘッジファンド投資をスタートしています。

流動性

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
07流動性 解約タイミングが限定される ほぼ毎営業日解約可能

投資信託は投資も解約もほぼ毎営業日申請可能なので、流動性は高いです。

仮に急ぎで資金が必要になっても、解約申請からだいたい一週間程度で口座に着金して現金化できます。

ヘッジファンドは投資も解約もタイミングが限定されていることが多く、流動性は低いです。

投資タイミングは一般的には月に1回というのが多く、申し込んだ翌月の第1営業日から運用が開始されます。

解約タイミングはファンドによってまちまちですが、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年に1回とファンドによって設定されています。

これはどんな資産に投資しているかで違ってきて、上場株式や為替であれば1ヶ月や3ヶ月に1回程度解約できます。

未上場株やその他の流動性の低い資産に投資しているファンドであれば、半年や1年に1回しか解約できないこともあります。

ヘッジファンドの解約タイミングが限定されているのには、明確な理由があります(投資家に意地悪しているわけではありませんよ)。

ヘッジファンドは先物やオプションなどのデリバティブを積極的に活用しているので、急にポジションを解除すると損失を被るからです。

また、ヘッジファンドは市場下落局面でも収益を狙えるのに、経済ニュースなどで動揺した投資家から解約が殺到すると収益機会を逃します。

ヘッジファンドが解約タイミングを限定しているのは、既存投資家の利益を守るためなのです。

PB池田
ヘッジファンドにしても投資信託にしても、余剰資金で長期的な投資を心がけましょう。

運用者の質

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
08運用者の質 トップレベルの人材 一般的な人材

ヘッジファンドにも投資信託にもファンドマネージャーはいますが、ヘッジファンドには世界トップレベルの人材が集まっています。

その理由は「ファンドマネージャーの報酬額」と「運用の環境」です。

手数料体系の項目でヘッジファンドには成功報酬があると解説しましたが、それはファンドマネージャーの報酬に充てられます。

ヘッジファンドが役員報酬などを公開することはまれなので、ファンドマネージャーの報酬はファンドの利益からの概算で推測されます。

Forbes誌によると、2018年のファンドマネージャー報酬ランキングは以下の通りです。

順位 ファンドマネージャー 報酬額 ファンド名
第1位 マイケル・プラット 20億ドル ブルークレスト・キャピタル・マネジメント
第2位 ジェームス・シモンズ 18億ドル ルネッサンス・テクノロジーズ
第3位 デビッド・テッパー 15億ドル アパルーザ・マネジメント
第4位 ケネス・グリフィン 14億ドル シタデル
第5位 レイ・ダリオ 9億ドル ブリッジウォーター・アソシエイツ

驚きの報酬額ですよね…。

もちろん、これほど高額な報酬を得られるのは一握りですが、これが優秀な人材がヘッジファンドに集まる所以です。

PB池田
投資信託であれば一般的な報酬額は10万~100万ドル程度なので雲泥の差ですよね。

ファンドマネジャーの仕事とは、投資対象を調査・分析したうえで銘柄を選別して運用ポートフォリオを構築することです。

しかし、投資信託のファンドマネージャーはなかなかこれに注力できていません。

私の知り合いのファンドマネージャーによると、各地での講演会などファンドのマーケティング活動をさせられているそうです。

これはファンドが信託報酬のために運用規模を重視しているからに他なりません。

実際に投資する銘柄の選定においても、ファンドマネージャーの意思より会社の意向の方が強く思ったように運用できないそうです。

PB池田
このような状況では投資信託のファンドマネージャーに優秀な人材が集まってくることは無いでしょうね。

募集方法

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
09募集方法 私募 公募

ヘッジファンドと投資信託では募集方法が全く違います。

投資信託は公募といって、広く不特定多数の投資家を対象に資金を集めることができます。

実際に、一般の銀行や証券会社などで誰でも投資することができますよね。

ただし、投資家への報告や情報の公開が必須であり、投資方針や運用内容に厳しい規制がかかるのでハイリターンは見込めません。

一方ヘッジファンドは私募といって、特定少数の投資家を対象にしか資金を集めることはできませ。

ファンドによって異なりますが「既存投資家からの紹介が必要」「一定の金融資産を保有」などの条件が設定されています。

そのため、一般の銀行や証券会社で扱うことはできず、銀行員や証券マンもヘッジファンドの知識はほとんどありません。

私自身も銀行で勤めていたころはヘッジファンドについて触れる機会は無く、退職後に独学で調査して投資に至りました。

このようにヘッジファンドは募集について厳しい制限があるため、運用残高は投資信託よりも少ないです。

しかし、投資方針や運用内容の自由度が高いので、投資信託よりもリスクを抑えつつハイリターンを狙える長所もあります。

PB池田
ヘッジファンドに投資したい場合は、ヘッジファンドに詳しい人や既存投資家に条件を聞くのが一番手っ取り早いですね。

投資家層

カテゴリ ヘッジファンド 投資信託
10投資家層 富裕層・機関投資家
※最近では一般の個人投資家も増加
一般の個人投資家

投資信託は公募なので投資家層の大半は一般の個人投資家です。

一方でヘッジファンドは元々は一部の富裕層や機関投資家のみが投資できるファンドだったので今でもその割合が多いです。

ただしヘッジファンド発祥の地であるアメリカをはじめ、欧米諸国では一般の個人投資家も受け入れるようになっています。

日本国内においてはまだまだ数は少ないですが、一般の個人投資家向けに募集しているヘッジファンドが増えてきました。

PB池田
私の周りでもヘッジファンドに投資している人が増えてきて嬉しいです!

ヘッジファンドは一括投資、投資信託は積立投資がおすすめ

ここまで、ヘッジファンドと投資信託の違いを比較してきましたが、結局どちらに投資すればいいのでしょうか?

結論は、手元にまとまった資金があるのであればヘッジファンド、日々の収入から少額積立をするのであれば投資信託がおすすめです!

相対収益である投資信託は市場の影響を大きく受けるので、相場全体の大きな流れを投資家側が判断する必要があります。

例えば日本株が投資対象である投資信託に投資を検討していて、相場に過熱感があるタイミングでまとまった資金を投資するのはリスクが高いです。

市場が下落すれば当然ながら投資信託の基準価格もそれに連動するので、投資家側でいつ投資するかいつ売却するかを決めなければいけません。

それに対して絶対収益であるヘッジファンドは、市場が下落する局面でも先物やショートポジションで利益を追求することができましたね。

つまり「今は市場に過熱感があるかな」など投資タイミングを投資家側が判断する必要がありません。

PB池田
投資タイミングのミスで運用が失敗するのはもったいないですよね。

しかし、投資信託にもメリットがあります。

それは小口資金でも投資できるということです。

なので、現在はまとまった資金が無いという場合は、収入の一部を投資信託に少額積立することができます。

毎月定額の積み立てを行うことで、先ほど挙げた投資タイミングのミスで運用が失敗するリスクを分散することにもなります。

加えて、つみたてNISAなどの制度を上手く利用すると、利益に対して非課税で運用することも可能です。

まとめると、まとまった資金はヘッジファンド積み立ては投資信託というのが理想的な投資方法です。

PB池田
投資信託で積み立てて一定金額に達したらヘッジファンドに資金を移すのも良いかもしれませんね。

ヘッジファンドに投資する投資信託ってどうなの?

個人的にはおすすめしていません。

なぜなら、ヘッジファンドを投資対象にしている投資信託で運用実績の良いファンドが無いからです。

主な要因は投資信託は規制が厳しいので、結局ショートポジションや先物を積極的に活用しているヘッジファンドに投資できないからです。

それでは、投資信託の運用会社に手数料を払ってわざわざ成績の悪いヘッジファンドに投資していることになります。

結論、手数料だけ無駄にかかって利回りはたいして良くないので、おすすめできません。

ヘッジファンドと投資信託の違いまとめ

今回のまとめ
  • ヘッジファンドは絶対収益、投資信託は相対収益
  • ヘッジファンドは最低投資額が高いが、投資信託は小口投資できる
  • 最近では個人投資家向けのヘッジファンドも増えてきた
  • 一括投資はヘッジファンド、積立投資は投資信託がおすすめ

ヘッジファンドと投資信託の違いについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

投資信託は市場の指数に連動する相対収益であるのに対して、ヘッジファンドは市場に影響されない絶対収益のファンドでしたね。

投資信託は市場下落局面では連動して下がってしまい、長期的にはあまり高い運用実績にはなりにくいです。

ただし、公募なので誰でも投資できることと小額からでも投資を始められるというハードルの低さは魅力的です。

一方でヘッジファンドは市場が下落局面でも利益を追求することができるので、長期的にも高い運用実績のファンドがたくさんあります。

投資信託とは反対に私募なので既存投資家の紹介が必要であったり、最低投資額が高額なのでハードルの高さは懸念されます。

しかしながら、日本国内でも一般の個人投資家向けのヘッジファンドは増えており、投資機会は拡大してきています。

まとまった資金がある場合はヘッジファンドに一括投資、月々の収入から積み立てる場合は投資信託に少額積立がおすすめです。

PB池田
どちらに投資するにしても、過去実績などを参考に良いファンドに投資することが非常に大切です。

※優秀なヘッジファンドを知りたい場合は、ヘッジファンドのおすすめランキング記事をご参考にしてください。

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